5.31.2023

第99回

次回99回の叙述態研究会のお知らせを差し上げます。

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第99回叙述態研究会


日時:2023年6月2日(金) 18:00~20:00

場所:早稲田大学戸山キャンパス36号館682教室(対面のみ)


 ・アクセス・構内マップ

https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus

・戸山キャンパス・バリアフリー・ユニバーサルデザインマップ

https://www.waseda.jp/inst/diversity/support/accessibility-map/


【著者セッション】

岩川ありさ『物語とトラウマ――クィア・フェミニズム批評の可能性 』(青土社、2022年)

コメンテーター:木村朗子、逆井聡人、田口麻奈



http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3727&status=published


「文学は、語れないことを語ることを可能にすると同時に、人を物語という枠組みから解放する。他人の物語を読み解いていく時の岩川さん独特の真剣さと優しさと丁寧さは、「おまえは生きていてはいけない」というメッセージを受け取らされてしまった人たちのことを一時も忘れることがないからだろう」

――多和田葉子


トラウマ的な出来事を経験した人びとにとって、文学や文化は生きのびるための表現となりうるのか——

多和田葉子、李琴峰、古谷田奈月、森井良、林京子、大江健三郎、岩城けい、小野正嗣といった現代作家の作品を丁寧に読み解き、物語を受けとるという営みとは何か、小説と読者が出会うとはどういうことか、それにクィア・フェミニズム批評はどうかかわるのか、自身の経験とときに重ね合わせながら文学や文化の力を見出していく。気鋭の研究者による、トラウマという語ることがむずかしい経験を語るために物語があるのだということを、そして何より新たな対話の可能性を信じるすべての人におくる、画期的な文学論。


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皆さまのご参加をお待ちしています。

どうぞよろしくお願いいたします。


5.17.2023

第98回


 会員の田口麻奈さんが解説をお書きになった『ぼくたちの未来のために』復刻版の刊行を記念してシンポジウムが開かれることになりました。

田口さんのご希望もあり、こちらを第98回きむすぽとしたうえで、今年度より徐々に研究会を再開できればと計画しています。

皆さまのご参加を心よりお待ちしています。


なお、復刻版の本体は以下ですが、こちらは高価なため、主に図書館などで購入リクエストをなさってご覧ください。

https://kohakubooks.com/reprint/modern-literature/bokutachi/


田口さんの解説は以下の「別冊」に収録されています。よろしければ、こちらをお求めください。

https://onl.sc/NkMyW6H


当日の詳細は以下のとおりです。対面、オンライン併用です。


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「ぼくたちの未来のために」復刻版記念シンポジウム/第98回叙述態研究会


日時:2023年5月19日(金) 16:30~19:00

場所:東京大学 駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム4(Zoom併用)


基調報告:田口麻奈(明治大学准教授)

コメンテーター:川本隆史(東京大学、東北大学名誉教授)、山本捷馬(琥珀書房代表)

ゲストコメンテーター:花崎皋平(詩人、哲学者)※Zoom参加

ディスカッサント:逆井聡人(東京大学准教授)

総合司会:乗木大朗(明治大学大学院D3)


オンライン参加の場合には、以下になります。